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広汎性発達障害とは?
広汎性発達障害は、発達障害の中の一つの種類です。そして、自閉症やアスペルガー症候群のことを指します。「広汎性発達障害です。」という場合には、アスペルガー症候群か自閉症というわけです。
広汎性発達障害(PDD)の特徴と症状
自閉症とアスペルガー症候群の特徴・症状が当てはまります。両社に共通するのはコミュニケーション面が苦手というところですね。
- 人間関係、対人関係に問題が生じがち
- 他人とのコミュニケーション能力が苦手
- 意図せず人に言われたことを無視してしまうことがある
- 視線を合わせない
- 友達ができづらい
- 感情を共有しづらい
- いじめを受けやすい
- 想像力に乏しい
- 周囲から見ると意味のない習慣やルールに強くこだわる
- 興味を持つ範囲は限られるが、興味を持つと濃いところまで知りたがる
- 特定の音や味、感覚に敏感
- 音、音声に関する認識は上手くいかない
- 図工や体育が苦手
- からだの各部を一緒に動かすのが苦手なため
- 自転車に上手く乗れない
- 他人から気付かれにくい
こうした特徴の中でも仕事をする際に困るのが、他人とのコミュニケーション部分でしょう。
アスペルガー症候群の人の仕事の体験談をいくつか掲載していますが、コミュニケーション系でのトラブル、人間関係が上手くいかなくなって仕事を辞めた人が散見されます。
広汎性発達障害の人に向いている職業の特徴
体験談からタイトルだけ抜粋してみましょう。
- 対人ストレスで退社したライター兼プログラマなアスペルガーさんがクリエイター職を薦める理由【体験談】
- WEBプログラマーのアスペルガーさんが仕事で上手くいっていた理由【体験談】
- 「彼氏は常にいる」「接客業希望」なADHD兼アスペルガーな20代女性【体験談】
- 怒られるのが嫌で通勤電車から休みの連絡を入れていた50代のアスペルガーさん【体験談】
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- 強迫性障害でおまじないを唱えるアスペルガー女性が仕事でパニックせず対応した方法【体験談】
- 20代アスペルガー女性、事務職だがコミュ障気味で四苦八苦【体験談】
ザックリ言うと「1人でできる仕事」「自分のペースでできる仕事」
これですね。
複数人が関わる仕事の場合には、周囲の理解が必須です。でなければ、孤立していづらくなります。
一般的に広汎性発達障害の人が向いているとされている仕事、向いていないとされている仕事をピックアップしてみましょう。
広汎性発達障害の人が向いている職業・仕事
- プログラマー
- 清掃業
- 写真家
- 芸術家
- 図書館司書
- 機械工や電気技師
- コックやシェフ
広汎性発達障害の人が向いていない職業・仕事
- 接客業
- セールスマン
- バスや救急車などの運転手
- 危険物取扱者
- パイロット
- 警察官
- 消防士
とにかく対人関連が苦手です。
ただ、これらに挙げてある職業・仕事というのは、必ずしも当てはまるわけではありません。
体験談を読んでみてわかるのは、本当に人それぞれ違うということ。広汎性発達障害だと言っても、特徴・症状は千差万別です。
より詳しい記事は下記をご覧ください。
- アスペルガーの仕事・適職(職業)・向いている仕事リスト25選+事例集
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