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先に結論:ADHDの人の転職の仕方:「得意」「強み」が活かせる仕事に転職すべし
現在の仕事内容が合わないのであれば、さっさと転職しましょう。
「好きなこと」より「得意なこと」「強みが活かせること」をする
自分に強みにあった仕事、自分が得意とする仕事をしましょう。弱みを頑張って解消しようなんて思わないこと。「好きなこと」よりも「得意なこと」「強みが活かせること」を仕事にすることが大切です。好きだけど苦手、というのはあまりオススメできません。
「好き」の中身を細分化しよう
「接客が好きだけどコミュ二ケーション能力がない」みたいな一見矛盾した悩みを抱えているタイプは要注意です。こういったパターンの人は「接客が好き」という観点から「人が好き」なのか「笑顔が好き」なのかなど細分化してみることと良いです。例えばこんな感じに。
- 接客が好きなのは何故だろう?
- 人の笑顔が好きなのかな?
- 実はカフェが好き
- だったらカフェのカップなどのデザインも良いのでは?
- カフェ専門の食材作りも良いのでは?
というように。接客が好きなのではなく、カフェに携わりたいのが希望だったので、結局は接客じゃなくても良いじゃん?と。これに自分の強みがどのように合致するかを考えます。
ADHDなのに仕事が上手く行っている人たちは何が違うのか?
さて、大人のADHDの人で、仕事が上手くいかずに悩んでいる人はたくさんいます。一方、仕事で上手くいっている人もいます。一体何が違うのでしょうか。ここでは以下の視点から仕事の探し方などをご紹介します。
- ADHDの特徴
- ADHDの大人が仕事でやってしまいがちな失敗事例集
- ADHDの大人の向いていない仕事とその理由とは?
- ADHDの大人の仕事の探し方は?
- ADHDの人の仕事の失敗は、仕事術でカバーできる?対処方法は?
- ADHDの大人の向いている仕事とその理由は?
- 仕事を探すときの最悪のパターンは?
- 障害者枠で働くべき?
おさらい:注意欠陥/多動性障害(ADHD) とはそもそも何か
ADHDとは「注意欠陥多動性障害」の略称です。大きくわけて、不注意型、衝動型、多動型の3タイプがあります。
ADHDの人数は「男の子の方が3倍から5倍ほど女子より多い」と言われていますが、女子は不注意型が多いというだけで見つかりづらいだけとも。不注意型は子どもの頃にはあまり見つからず、ただ不注意なだけなので、学力的なレベルも悪くはありません。ADHDの人たちは、むしろ興味があることに対しては素晴らしい集中力を発揮することもあります。
不注意型の症状が顕著に出てくるのは、ミスが許されないような事務職などの仕事に就職したときです。そのため、子どもの頃はボチボチ成績もよかったけれども、仕事をし始めてから怒られ「発達障害」や「ADHD」という言葉を知って調べてみると「あ、当てはまる…」となるケースが増えています。ADHDの人は、何度も同じミスをしてしまうため、周囲からは「やる気がない」「さぼってる」と思われやすいです。自己肯定感が低くなり、うつなどの二次障害が発生する可能性が出てきてしまいます 。
発達障害があると仕事面でも苦労します。既に仕事をしている人は、仕事を見直して転職したり、子どもがADHDの人は、子どもの将来を見据えて得意な分野を伸ばしてあげると良いでしょう。
注意欠陥/多動性障害(ADHD) の人が仕事で困ること
アスペルガーや自閉症などの広汎性発達障害(PDD)は、周囲の人から見れば「変わってる」と思われる特徴が見付けやすい傾向がありますが、注意欠陥/多動性障害(ADHD) は、「やる気がない」「注意されたことを聞いていない」などと思われてしまうようなミスをおかしてしまう事が多いです。
【ADHDあるある】ADHDの人は仕事でこんなミスをしてしまいがち(主に不注意型が要因)
「注意欠陥/多動性障害(ADHD) かな」と思われる人は、仕事でこんなミスをしています。
ミスがミスを呼ぶ無限ループ地獄で「仕事ができない人」と思われる
- どこかミスしないように気をつけると別のどこかがミスする
- 注意するべきリストを作って対策を試みるけど、やっぱりミスをする
- 同じミスを何度もする
- 上司や先輩・同僚からもミスを指摘されたり怒られ「仕事ができない奴」扱いされる
- 怒られるので自分で判断するのが怖くなり、仕事も遅くなる
- ミスしないように毎回・何度も確認すると「いい加減覚えて」「ちゃんと考えて」と怒られる
- 「臨機応変にして」と言われて工夫すると「余計なことをしないで」と怒られる
- プレッシャーやストレスで考えることができなくなり、臨機応変な対応ができなくなってまた怒られる
- 八方ふさがりになり、仕事に来るのが嫌になる