「アスペルガー症候群かも」と思った方、ようこそ。このページでは、アスペルガー症候群の特徴等をご紹介しつつ、アスペルガー症候群の人にありがちな「アスペあるある」の事例も紹介しています。文章題によるアスペルガー診断テストもあるので、好きなものでアスペルガー度合いをチェックしてみてください。
子ども用のアスペルガー症候群のチェックやテストはこちら。その場合に親がすべきこともまとめています。
Contents
- 1 おさらい:アスペルガー症候群とは
- 2 多くのサイトで公開されているアスペルガー診断テストのチェックリスト
- 3 問題点:多くのサイトで公開しているテストは配点を勝手に変えてる
- 4 大人のアスペルガー診断用チェックリスト(ケンブリッジ大学の自閉症チーム作成の翻訳版)
- 5 アスペルガー診断用のチェックリストを5つの要素・分野に分解
- 6 ネットの診断テストだけで決めつけず専門医の診察を受けよう
- 7 診断結果をもとに絶望するのでなく希望を見出す
- 8 アスペルガーあるあるネタで診断してみる
- 9 アスペルガー症候群のチェックリスト
- 10 もしもアスペルガーかもと思うなら
- 11 「自分の強み?そんなものないよ・・・」という方へ
- 12 その他のオススメ記事
おさらい:アスペルガー症候群とは
広汎性発達障害に分類される発達障害です。主な症状・特徴としては、他人のとのコミュニケーションが苦手であることが挙げれます。冗談を冗談と受け止められなかったり、お世辞を本気に思ってしまうようなことがあります。
例えばこんな会話が繰り広げられます。
A「お風呂にお湯ためてるから見てきて」
B「見てきた。お湯があふれそうだったよ」
A「ああ、ありがとう。お湯は止めてくれた?」
B「いや、止めてない。」
A「え?あふれそうなんでしょ?」
B「でも、見てきてって・・・」
A「あふれそうだったら止めてきて、っていう意味で頼んだんだよ!わかるでしょ!」
B「え・・・」という具合です。行間を読んだり、相手の意図をくみ取るのが苦手なので、指示や依頼をされるときなどは具体的な指示をしてくれないと理解できません。この場合にはAさんが「お風呂にお湯ためてるから見て、あふれそうだったら止めてきて」と言わないと真意が通じないのです。
また、表情やしぐさなどの態度から相手の気持ちを推し量ることも苦手です。
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多くのサイトで公開されているアスペルガー診断テストのチェックリスト
多分、ネットに一番出回っているアスペルガーテストは、ケンブリッジ大学の自閉症チームが作成したものを、ケンブリッジ大学の客員教授をしていた千葉大学の教授が国立特殊教育総合研究所の人と一緒に作成したものです。作成・発表されたのは2004年です。論文「自閉症スペクトラム指数(AQ)日本語版の標準化」はこちら。
問題点:多くのサイトで公開しているテストは配点を勝手に変えてる
上記のリンクのとおり、日本語訳にした論文(?)みたいなのが公開されており、下記で紹介するものはほぼ原文のままです。色んなサイトで見かけるのは、これをもとにして質問項目を真似たもの物が多い印象です。下記では原文まんまを貼り付けておきます。
ちなみに、他のサイトのアスペルガー診断は、項目をチェックすると似たような表現かつ順番になっているものが多いのですが微妙に表現を変えていたり、点数を2点、1点、0点で構成していたりしました。勝手に点数を変えているので、一体どのように診断しているのか基準がさっぱりわかりません。
大人のアスペルガー診断用チェックリスト(ケンブリッジ大学の自閉症チーム作成の翻訳版)
※YESに当てはまる数を数えるわけではありません。*としている項目は「逆転項目」と言い、NOだったらアスペルガー傾向ありとなるものも混ざっています。例えば「1.何かをするときには,一人でするよりも他の人と一緒にする方が好きだ。」これはNOの方がアスペルガー傾向ありです。
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※後からチェックしやすいようにまとめているので、項目を流し見するだけでOKです。
1.何かをするときには,一人でするよりも他の人と一緒にする方が好きだ。*
2.同じやりかたを何度もくりかえし用いることが好きだ。
3.何かを想像するとき、映像(イメージ)を簡単に思い浮かべることができる。*
4.ほかのことがぜんぜん気にならなくなる(目に入らなくなる)くらい何かに没頭してしまうことがよくある。
5.他の人が気がつかないような小さい物音に気がつくことがよくある。
6.車のナンバーや時刻表の数字などの一連の数字や、特に意味のない情報に注目する(こだわる)ことがよくある。
7.自分ではていねいに話したつもりでも、話し方が失礼だと周囲の人から言われることがよくある。
8.小説などの物語を読んでいるとき、登場人物がどのような人か(外見など)について簡単にイメージすることができる。*
9.日付についてのこだわりがある。
10.パーティーや会合などで、いろいろな人の会話についていくことが簡単にできる。*
11.自分がおかれている社会的な状況(自分の立場)がすぐにわかる。*
12.ほかの人は気がつかないような細かいことに、すぐに気づくことが多い。
13.パーティーなどよりも、図書館に行く方が好きだ。
14.作り話には、すぐに気がつく(すぐわかる)。*
15.モノよりも人間の方に魅力を感じる。*
16.それをすることができないとひどく混乱して(パニックになつて)しまうほど、何かに強い興味を持つことがある。
17.他の人と、雑談などのような社交的な会話を楽しむことができる。*
18.自分が話をしているときには、なかなか他の人に横から口をはさませない。
19.数字に対するこだわりがある。
20.小説などを読んだり、テレビでドラマなどを観ているとき、登場人物の意図をよく理解できないことがある。
21.小説のようなフィクションを読むのは、あまり好きではない。
22.新しい友人を作ることは、むずかしい。
23.いつでも、ものごとの中に何らかのパターン(型や決まりなど)のようなものに気づく。
24.博物館に行くよりも、劇場に行く方が好きだ。*
25.自分の日課が妨害されても、混乱することはない。*
26.会話をどのように進めたらいいのか、わからなくなってしまうことがよくある。
27.誰かと話をしているときに、相手の話の言外の意味を理解することは容易である。*
28.細部よりも全体像に注意が向くことが多い。*
29.電話番号をおぼえるのは苦手だ。*
30.状況(部屋の様子やものなど)や人間の外見(服装や髪型)などが、いつもとちょっと違っているくらいでは、すぐには気がつかないことが多い。*
31.自分の話を聞いている相手が退屈しているときには、どのように話をすればいいかわかっている。*
32.同時に2つ以上のことをするのは、かんたんである。*
33.電話で話をしているとき、自分が話をするタイミングがわからないことがある。
34.自分から進んで何かをすることは楽しい。*
35.冗談がわからないことがよくある。
36.相手の顔を見れば、その人が考えていることや感じていることがわかる。*
37.じゃまが入つて何かを中断されても、すぐにそれまでやっていたことに戻ることができる。*
38.人と雑談のような社交的な会話をすることが得意だ。*
39.同じことを何度も繰り返していると、周囲の人からよく言われる。
40.子どものころ、友達といつしょに、よく‘○○ごっこ(ごっこ遊び)をして遊んでいた。*
41.特定の種類のものについての(車について、鳥について、植物についてのような)情報を集めることが好きだ。
42.あること(もの)を、他の人がどのように感じるかを想像するのは苦手だ。
43.自分がすることはどんなことでも慎重に計画するのが好きだ。
44.社交的な場面(機会)は楽しい。*
45.他の人の考え(意図)を理解することは苦手だ。
46.新しい場面(状況)に不安を感じる。
47.初対面の人と会うことは楽しい。*
48.社交的である。*
49.人の誕生日をおぼえるのは苦手だ。*
50.子どもと‘○○ごっこ’をして遊ぶのがとても得意だ。*
ケンブリッジ大学の自閉症チームが作ったアスペルガー診断チェックリスト(千葉大教授翻訳)の概要
質問項目は50問です。
質問内容は5つのジャンルのもので構成されています。
- 社会的スキル
- 注意の切り替え
- 細部への注意
- コミュニケーション
- 想像力
「当てはまる」「やや当てはまる」「あまり当てはまらない」「当てはまらない」の4択で解答する。
自閉症傾向を示す方に解答すると1点が加算されます。33点以上で自閉症傾向があると診断されます。
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チェックリストで33点以上=アスペルガー症候群 というわけでない
※なお、他のサイトでは配点を変えているものがチラホラありましたので、他のサイトでは33点以上という基準からはズレます。
では、33点以上ならアスペルガーなのか。いえ、33点以上だからといってアスペルガー症候群であるとは限りません。
このアスペルガー症候群診断の日本語化が行われた実験では、33点以上のスコアを記録した人の58%の人は、DSM-Ⅳ(発達障害を定義したえらい文書みたいなやつ)の自閉症傾向に該当していました。が、しかし、彼らは日常生活には特に支障をきたしていなかったとのこと。
論文内では、そんなわけで、このテストでもアスペルガー診断のテスト結果だけで、判断するのは妥当ではないとされています。
アスペルガー診断用のチェックリストを5つの要素・分野に分解
アスペルガー傾向を5大要素に分解
途中に述べたように、アスペルガー診断のチェックリストは5つの要素・分野で構成されています。
- 社会的スキル
- 注意の切り替え
- 細部への注意
- コミュニケーション
- 想像力
の要素です。
これらを質問項目ごとにまとめてみます。さらに逆転項目(NOと答えると1点)のものはわかりやすく、「YESと答えたら1点」というように質問項目自体を変えてみます。
アスペルガー診断テスト内の「社会的スキル」に当てはまる項目
1.何かをするときには,他の人と一緒にする方よりも一人でする方が好きだ。
11.自分がおかれている社会的な状況(自分の立場)を理解するのに時間がかかる。
13.パーティーなどよりも、図書館に行く方が好きだ。
15.人間よりもモノの方に魅力を感じる。
22.新しい友人を作ることは、むずかしい。
36.相手の顔を見ても、その人が考えていることや感じていることはわからない。
44.社交的な場面(機会)は苦手だ。
45.他の人の考え(意図)を理解することは苦手だ。
47.初対面の人と会うことは苦手だ。
48.社交的ではない。
計10項目
アスペルガー診断テスト内の「注意の切り替え」に当てはまる項目
2.同じやりかたを何度もくりかえし用いることが好きだ。
4.ほかのことがぜんぜん気にならなくなる(目に入らなくなる)くらい何かに没頭してしまうことがよくある。
10.パーティーや会合などで、いろいろな人の会話についていくことが難しい。
16.それをすることができないとひどく混乱して(パニックになつて)しまうほど、何かに強い興味を持つことがある。
25.自分の日課が妨害されると、混乱してしまう。
32.同時に2つ以上のことをするのは、難しい。
34.自分から進んで何かをすることは苦手だ。
37.じゃまが入つて何かを中断されると、それまでやっていたことに戻るのに時間がかかる。
43.自分がすることはどんなことでも慎重に計画するのが好きだ。
46.新しい場面(状況)に不安を感じる。
計10項目
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アスペルガー診断テスト内の「細部への注意」に当てはまる項目
5.他の人が気がつかないような小さい物音に気がつくことがよくある。
6.車のナンバーや時刻表の数字などの一連の数字や、特に意味のない情報に注目する(こだわる)ことがよくある。
9.日付についてのこだわりがある。
12.ほかの人は気がつかないような細かいことに、すぐに気づくことが多い。
19.数字に対するこだわりがある。
23.いつでも、ものごとの中に何らかのパターン(型や決まりなど)のようなものに気づく。
28.全体像よりも細部よりに注意が向くことが多い。
29.電話番号をおぼえるのは簡単だ。
30.状況(部屋の様子やものなど)や人間の外見(服装や髪型)などが、いつもとちょっと違っていれば、すぐには気がつく。
49.人の誕生日をおぼえるのは得意だ。
計10項目
アスペルガー診断テスト内の「コミュニケーション」に当てはまる項目
7.自分ではていねいに話したつもりでも、話し方が失礼だと周囲の人から言われることがよくある。
17.他の人と、雑談などのような社交的な会話を楽しむことのは苦手だ。
18.自分が話をしているときには、なかなか他の人に横から口をはさませない。
26.会話をどのように進めたらいいのか、わからなくなってしまうことがよくある。
27.誰かと話をしているときに、相手の話の言外の意味を理解することが難しい。
31.自分の話を聞いている相手が退屈しているときには、どのように話をすればいいか心得ている。
33.電話で話をしているとき、自分が話をするタイミングがわからないことがある。
35.冗談がわからないことがよくある。
38.人と雑談のような社交的な会話をすることは苦手だ。
39.同じことを何度も繰り返していると、周囲の人からよく言われる。
計10項目
アスペルガー診断テスト内の「想像力」に当てはまる項目
3.何かを想像するとき、映像(イメージ)を簡単には思い浮かべることができない。
8.小説などの物語を読んでいるとき、登場人物がどのような人か(外見など)について簡単にはイメージすることができない。
14.作り話には、すぐに気がつかない(すぐわからない)。
20.小説などを読んだり、テレビでドラマなどを観ているとき、登場人物の意図をよく理解できないことがある。
21.小説のようなフィクションを読むのは、あまり好きではない。
24.劇場に行くよりも、博物館に行く方が好きだ。
40.子どものころ、友達といつしょに、‘○○ごっこ(ごっこ遊び)をした記憶があまりない。
41.特定の種類のものについての(車について、鳥について、植物についてのような)情報を集めることが好きだ。
42.あること(もの)を、他の人がどのように感じるかを想像するのは苦手だ。
50.子どもと‘○○ごっこ’をして遊ぶのが苦手だ。
計10項目
以上、計50問です。
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33点以上でアスペルガー症候群の傾向あり
このテストで計33個以上「当てはまる」「やや当てはまる」と感じるものがあれば、アスペルガー診断チェック上は「アスペルガー症候群かも」「自閉症傾向があるかも」となります。
それぞれの分野・要素にどのくらい当てはまるのかによって「アスペルガー症候群」といっても、どんな傾向があるのが分かってくると思います。自らの傾向をしっかりと把握することで、日常生活でどんな対策を行うのか、仕事はどうしたらいいのか、などを検討する材料にしましょう。
ネットの診断テストだけで決めつけず専門医の診察を受けよう
不安になってしまう方は、しっかりと専門医の診察を受けてみましょう。「地域名+アスペルガー+診断」で検索して病院へ直接問い合わせるか、「地域名+発達支援センター」などで検索してみて紹介してもらうようにしましょう。
診断結果をもとに絶望するのでなく希望を見出す
診断をして大切なことは、診断結果に絶望することではありません。自分の特性を理解して、これからどうしていくのかをしっかりと考えることです。
必ずしも、苦手なものに立ち向かう必要はありません。逃げれるなら逃げれば良いし、苦手なものが他人に任せられたり、協力してもらえるのであれば頼りましょう。
あなたができないことが他人ができることであるように、他人ができないことがあなたができることであったりします。さかなクンを思い出しましょう。魚に対する常軌を逸した興味と情熱は、あなたにはないかもしれませんが、さかなクンにはありました。
あなたができること、得意なことを活かしましょう。
参考記事
続きは、おちゃらけ面白方面のネタです。
アスペルガーあるあるネタで診断してみる
以下は、アスペルガーの人が仕事などでやらかしてしまいがちなミスや、仕草などです。あるあるネタとしてまとめたものを貼っておきます。
ザックリした説明では納得も理解もできないが、細かく指示・説明されるとちゃんとやる
- 仕事に対するやる気はあるが、具体的に指示をされないと分からない
- 曖昧な指示をしてくる奴がムカつく
- 「適当にやっといて」みたいな指示のされ方は苦手
- 気の知れた相手には「適当って?」と確認することもある
- そして「~~で~~~で」と具体的に言われるとわかるが「最初から言えよ」と思う
- 知らない人相手だと「はい」と答えたり相槌をうつが、実はわかってない
- 仕事内容を一通り説明されたとしても、それぞれの内容の詳細まで理解しないと覚えられない
- 途中で矛盾点や疑問点があるとそこで止まってしまう
言葉で伝えられるより絵や動画などで示される方がわかる
- 言葉で仕事内容を説明されたとしても、今一つ理解できない
- 説明内容を絵に描いたりテレビや動画などで見せてもらうと理解しやすい
- でも言葉の説明に「わかりません」とは言えず適当にわかったふりしてやらかしてしまう
ルールが決まっている仕事だったら得意だが、急に予定が変わったりイレギュラーな対応は苦手
- 「気が利かない」と言われるが、「いやいや指示されてないし」と思う
- ちゃんと指示しない人を相手にするのは苦手
- 臨機応変な対応は難しい
- 段取り・ルールが決まっていない仕事は苦手
- ただしルールがきっちり決まっていればできる
- 急に予定を変えられるとイライラする
- 友人相手であっても、待ち合わせ時刻には早く来すぎても遅く来すぎても嫌だ
間違えていると思ったことは指摘せずにいられない
- 一度決めたルールは守らないと気が済まない
- それは社会のルールなどであっても同じ
- なので他の人が黙って不正を見逃していたとしても言わずにはいられない
- 上司が間違えていることを言っていたら指摘せずにいられない
- やたら正義感が強いと思っているが、実は自分ルールに合っていないのが許せない
- ルールに反している人を見ると、指摘したくてたまらない
- 言ってしまって相手が気まずい空気を作り上げる
- ただ、気まずい空気は察知できず後で誰かに言われて知る
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興味のない話題は話を合わせるか、好き嫌いをズバリ言って気まずくなる
- 自分ルールに関係ないものに関しては興味がない
- なので、友人などから相談を受けたとしても分かったふりで適当に答えてしまう
- 流行りものに「これいいよねー」と言われて「だね!」と返すが、なんとも思ってない
- お店などで「おいしいね!」と言われても「だね!」と適当に答える
- 適当に合わせない場合「好き」「嫌い」で反応してしまい、気まずい空気になる
大勢で仕事するより一人で仕事する方が断然好きだし楽
- とりあえず大勢で仕事をするよりは一人で仕事をした方が色々と楽だ
- 頑張れば大勢でも仕事することもできるが、とても疲れる
- 会議などで大勢で話していると、いつ発言していいのかわからない
- いざ発言すると、もうその話ではなくなっている
- あげく「君はもう喋らなくていい」と言われてしまう
- 「変な人だ」と思われないように気を遣い「よし、ばれてない」と思っても、「変な人だ」と思われている
- 皆が言ってることがよくわからなくても適当に相槌を打って分かったふりをし、後で大変なことになる
- 急に話を振られると思いついたことを適当に言うが相手を怒らせてたり困らせたりしてしまう
- 後でどう言えばよかったのか反省する
- でも結局よくわからないまま終わる
他人が何を考えているかわからないし感情移入ができない
- とりあえず空気は読めない
- ドラマや映画を見ても感情移入できないので共感できず、なぜみんな泣いてるのかよくわからない
- 「ほう、こんな風に考える奴もいるんだな」と観察する感じになる
- 色んな人の感情が絡み合ったタイプのドラマはわけがわからない
- 単純でわかりやすいコント(力技のやつ)であれば笑える
他の人との心理的な距離感が図りづらく極端な対応をする
- 人によって態度を変えるのが難しい
- うっかり上司にタメ口をきいてしまう
- そのことを注意されると、友達に対しても敬語でしゃべったりする
- 極端に馴れ馴れしいことがある
- 逆に極端に白々しいこともある
- 「極端すぎる」と人から注意されてもなかなか治せない
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注意されると素直に従おうとするが微妙な匙加減は苦手だ
- 「目を見て喋れ」と言われると極端に意識しすぎて、ずっと目を凝視してしまう
- そのことを指摘されると今度は一切目を合わさなくなってしまう
冗談が通じない社交辞令の通じない
- 相手がツッコミのつもりて「バカだなぁ」と言うと、馬鹿にされたと思う
- 「前向きに検討します」と言われると「よし!うまくいった!」と思ってしまうが、実際は断り文句であることに気付かない
- 「優しいね」と社交辞令を言われると、好きになってしまう
- 冗談を言われても冗談だと分からない
- 相手がボケてもボケだと分からずツッコミができない
- 周囲が「こいつに冗談は通じない」と理解を示したころに、頑張って冗談を言ってみるけど、冗談だと思ってくれない
細かいところにこだわりすぎて仕事に支障をきたす
- 細かいところにこだわりすぎて仕事が進まない
- 他の人がどうでもいいと思っていそうな所にまで気を回してしまう
- こだわり続けて、気がついたらかなりの時間が過ぎてしまっている
- 人の話を聞いていても、少し気になるところがあるとそのことばかり考えてしまう
- そして、気になったところ以降の他の話が入ってこない
興味がないことには一切やる気が出ない
- 興味があることには何時間でも没頭して集中できる
- 没頭しまくるので知識の量が半端ない
- そしてなかなか忘れない
- 単純作業でも好きなことであればどれだけでもできる
おとなしく真面目だが、内に秘めたる思いはかなり頑固
- おとなしいので真面目だと思われる
- 真面目なので仕事も真面目にこなす
- ただ臨機応変に対応しなければいけない仕事などだとうまくできないので、「真面目だけどあいつはダメだ」と評価されてしまう
- おとなしいので 受け身だと思われがち
- ただ言われたことを何でもやるわけではない
- 自分が納得しないと動かない
- 自分の意見は頑固なほどしっかりと持っている
自分のこともよくわからないが好き嫌いだけはハッキリしている
- 自分が何が困っているのかもよく分からない
- 疲れているのかしんどいのかもよく分からない
- 好き嫌いだけははっきりしている
自分で自分のことを評価するのが苦手で、人からの評価で気付く
- 良くも悪くも他人に言われたことを「ああ、そうなのか」と思ってしまう
- 他人から「〇〇だよね」と言われると、「そうなのか」と初めて気付く
- だから周りにいる人がネガティブな評価をする人ばかりだと、自分に対する評価もマイナスのものばかりになってしまう
- 周りの人がプラスの評価をしてくれる人が多いとプラスに考える習慣ができるようになる
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嫌いな言葉
- 空気読もう
- それくらい言わなくても分かるよね?
恋愛やいじめ・コミュニケーションなど
- 恋愛はしたいが、すると疲れる
- 恋愛をするのがちょっと怖い
- けどかわいい子とかは人並に好きだったりする
- 「表裏がない」「ウソがつけないのが魅力」に思われることがある
- 恋人候補といい感じになってくると「心を通わせる」ことを求められ、疲れてくる
- いじめられやすいが、いじめられても気付かないことがある
- コミュ障なのでいじめられることがある
- 嫌味などを言われても気付かない
- でも、いじめられていることに気付かないこともある
- 友達から言われて「あ、いじめられてたのか」と気付く
- 大人になってから「あ、いじめられてたのか」と気付く
- 勘違いを恐れ、必要以上に気を遣う
- メールやLINEでは絵文字やスタンプを使って和ませようとする
- が、どうも距離感が違うらしく変な感じになってしまう
アスペルガーの仕事・適職(職業)・向いている仕事リスト25選+事例集より
当てはまりまくる人は、アスペルガー症候群の可能性ありです。そのほかにもいろいろなチェック項目があります。試しに診断してみましょう。
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アスペルガー症候群のチェックリスト
YESの数を数えてみましょう。
- 大勢の他人と群れるよりも、孤独でも一人でいたい
- 大人数でいると一人になった後に、どっと疲れが出る
- 他人と話してゲラゲラ笑う時間よりも、一人で考え事をする時間を大切にしたい
- ルーティンワークなど同じことの繰り返しが好き
- 集中力は尋常ではなく、呼ばれても気付かないくらいの集中力を発揮する
- 他の人が気にしないような小さな物音でも敏感に反応する
- 普通に会話をしていただけのつもりなのに、急に相手が不機嫌になったり、怒ったりする
- 映画やドラマなどで主人公が泣いたり喜んでいても「は?」と意味がわからない
- 特に意味のない数字や暗号めいたものを、なぜかよく覚えている
- 電話番号や車のナンバーは語呂合わせなどをしなくても覚えていられる
- 「空気読めよ」と言われるが、そんなものは読めないし、苦手だ
- 自分ルールがあり、日頃から習慣付いていることできないと気持ち悪い
- 新しい友だちを作るのは苦手で、気が知れた友人といる方が良い
- 比喩や回りくどい言い回し、遠回しな表現を理解するのが苦手だ
- いつも見ているもの(部屋の様子や人の服装)などが普段と違うとすぐに気付く
- 複数のことを同時にこなすのが苦手だ
- 周囲が爆笑する冗談でも、何が面白いのかよくわからない
- ごっこ遊びはあまり好きではない
- とにかく他人との付き合い・交流が苦手だ
YESが多いほどアスペルガーの傾向が高いです。
その他、こんなテストもあります。
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文章題でセルフチェックその1
ある男の子は、明日が友達の誕生日だということに気付きました。そこで彼は財布の中を確認しました。
しかし、お金が足りなかったので親にお小遣いを貰いに行きました。
彼はお小遣いを貰った後、急いで買い物に出かけました。
知恵袋より
この文章を読んで「何を買いに行ったのかわからない」と思う人は、アスペルガー症候群の可能性があります。
文章題でセルフチェックその2
保育園のルール
私たちの保育園へようこそ!
おおいに遊び、学び、そして みんなと仲良くなれる1年であることを願っています。
少し時間を割いて当保育園のルールを確認してください。・お子さんを午前9時までに連れてきてください。
・お昼寝用に、小さな毛布や枕と小さいぬいぐるみ、あるいは どちらかをお持ちください。
・お子さんに楽な服装をさせ、着替えをお持ちください。
・宝飾品類やお菓子は禁止です。誕生日の場合は、子供に与える特別なおやつについて担任と話してください。
・お子さんには きちんと服を着せてから、お越しください。パジャマではいけません。
・フルネームで署名をお願いします。これは入園に必要な規則です。ご協力よろしくお願いします。
・朝食は午前7時30分までご用意しております。
・お薬をお持ちになる場合は、ラベルが貼ってある元の容器に入れたままにし、各教室に置いてある与薬依頼表に記入しなければなりません。
・質問があれば、担任または山田、宮内にお聞きください。ここで質問です。
子供は、遅くとも何時までに保育園にくればいいですか?
http://blog.livedoor.jp/rokkurokusokuhou-pokegai/archives/10884103.htmlより
7時半と答える人はアスペルガーの疑いありです。
文章題でセルフチェックその3
サリーはカゴとボールを持っています。
アンは箱を持っています。
サリーはカゴの中にボールを入れて、部屋を出ます。
アンはそのボールをカゴから出し、こっそり自分の箱へ隠します。
そこへ、サリーが戻ってきました。ここで、問題。
「部屋に戻って来たサリーは、ボールを出そうとして、まずどこを探すでしょうか?」
http://www2u.biglobe.ne.jp/~pengin-c/test.htm等参照
「箱の中」と答える方は、アスペルガー症候群の可能性ありです。いずれも参考でしかありませんので、しっかり診断したい方は病院へ行きましょう。
もしもアスペルガーかもと思うなら
もしもあなたが社会人で「アスペルガー症候群なのかも・・・」と思うのであれば、仕事の選び方には慎重になったほうが良いでしょう。なぜなら苦手なことをすることを仕事にしてしまうと非常に苦労してしまう可能性があるからです。例えば「空気が読むのが苦手」「人とのコミュニケーションが苦手」という人が、コミュニケーションがメインとなる営業や接客などの仕事に就いてしまうと苦労することは必至です。
苦労している人たちの経験談は、発達障害の人たちの仕事事例集をご覧ください。私以外の複数の方々の体験談を掲載しています。あなたも同じような経験をしているか、これから苦労をしてしまう可能性があります。
もしも、どんな仕事が向いていて、どんな仕事が向いていないかわからないのであれば適職をチェックしてみてください。
参考:アスペルガーの仕事・適職(職業)・向いている仕事リスト25選+事例集
適職を探す際のポイントとなるのは「自分の強みを活かせるかどうか」です。そして、あなたの興味のある分野のものであれば尚良いです。
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「自分の強み?そんなものないよ・・・」という方へ
発達障害の人全般に言えることですが、これまでに怒られてばかりいた人の場合には「強みなんて何もない」と考えがちです。本当にそうでしょうか?あなたは興味のあることや趣味に関しては何時間でも没頭できませんか?ルールが決まっていたら、そのとおりにきっちりやりませんか?自分で決めたルールはきっちり守りませんか?そういうのはあなたの「強み」なのです。
私はADHD気味ですが、ルールどおりにきっちりやるなんて大の苦手です。すぐにルールを無視し始めます。そして新しいやり方を模索します。でも、私にとってはこれが「強み」なのです。
もしも自分で強みがわからないのであれば、誰かに聞いてみてください。親、友達、だれでもいいです。それが無理だったり、億劫だったりしたら、そういったサービスを利用しましょう。「ストレングスファインダー」という名前で検索するといくらでもでてきます。簡単なものだと有料ですが2000円ほどでできます。でも「有料はちょっと・・・」と思うのであれば、無料でできるものもあります。リクナビNEXTが提供している無料のストレングスファインダーです。リクナビNEXT上では「グッドポイント診断」という名称になっていますが、無料で5つ強みを診断してくれます。
30分くらいで終わるのでやってみてはいかがでしょうか。リクナビNEXTの登録から進めます。