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楽天社長、三木谷氏の略歴
楽天市場で有名な社長三木谷浩史氏。
一橋大学を卒業し、日本興業銀行(現・みずほ銀行)に入行。銀行員時代に ハーバード大学のビジネススクールに留学し、起業を志す。その後、楽天市場を開設、EC市場で圧倒的な取引量をほこり、日本では amazon と肩を並べるかというくらいまで大きくなりました。
最近では、世界的なサッカークラブ「FCバルセロナ」のスポンサーとなったことでもニュースになりました。
「ADHDぽい」とを公表している三木谷氏
「ファースト・ペンギン 楽天・三木谷浩史の挑戦」によると自分で
「他の人と違う。ADHDの傾向があるかもしれない」
と書いています。
そんな三木谷氏、学歴や職歴だけを見ると幼少期から勉強ができそう印象がありますが、そんなことはありませんでした。
小学校時代の三木谷氏のADHDぽいエピソード
- 興味のある授業はちゃんと座っている
- 興味がない授業は勝手に出て行ってしまう
- しょっちゅう廊下に立たされていたので、学校でのあだ名は「立たされ坊主」
- 勉強は全然できず、40人以上いるクラスの中で下から2番目
- 私立中学に入学するも、2年の時に退学して公立に転校
- じっとしておらず常に動いている(多動症の気がある)
- 他人の話を聞いていない
- 自分の興味ある話しか喋らない
- 興味があることにだけは没頭しまくる
- しゃべっても話しがあちこち飛び、常人には理解できない
大人になってからの三木谷氏の評判やエピソード
- 興味のない取材・インタビューではつまらなそうにしている
- おかげでインタビュアー泣かせと言われている
- 相手が大物であっても興味がなければあくびをしてしまう
- 人の話を遮って自分の話にすり替える
- 話がどんどん飛んでいく
- 自分の興味のある話だけしゃべる
子どもの頃からそんなに変わっていない印象です。こんな感じですが、当の三木谷氏は気に掛けるようすもありません。
前述の著書ではこうも言っています。
頭の構造が、他の人とちょっと違う。それだけのことでしょ。IT、ネット企業のアントレプレナーは、みんなそんな感じ。僕より、ぶっ飛んでますよ
「ADHDぽい?だから何?」と言わんばかり。むしろ「向いているんだからいいじゃん」というような言いぐさです。ADHDの人が起業家に向いているというのは、元マイクロソフトの社長であり現在は本の紹介サイトみたいなことをやっているHONZの成毛眞氏も言っています。
ADHDこそスタートアップベンチャーでは必要な人材だ
と。(https://newspicks.com/news/1412211/コメントより)
発達障害があっても成功する人たちの条件の一つは、自己肯定感の高さ
ADHDなど発達障害がある人が成功するポイントは、自己肯定感が高いことが欠かせません。そのために欠かせないのが、周囲からのサポートや理解です。その人の発達障害の特性を認めて、能力の凸凹を無理に直さない。尖ったところ、伸ばせる能力・才能をしっかりと伸ばしてあげる。そして、そこを褒めて伸ばす。さらに伸ばす。とことん伸ばす。
それが自己肯定感を低くせず、むしろ高める要因となっています。
発達障害がある人、またはその噂がある人がビジネスなどの世界で成功した例を調べてると、みんな自己肯定感が高いのです。
自己肯定間が低いと引きこもったりして、成功以前にそもそも行動に移りませんからね。
発達障害であるとは公表していないものの「アスペルガー症候群では」噂される「さかなクン」は、子供時代に親からのサポートを受け、魚への偏った興味を伸ばしまくりました。そして、その才能が花を開かせ、現在に至っています。
アインシュタインやエジソンも同様で、幼少期に学校などから見放されかたものの、親が熱心に支え、現代に語り継がれる偉業を達成しています。タレントの栗原類さんもテレビで活躍し親の支えに対しての感謝を語っています。
参考:発達障害ぽい「さかなクン」の母の伝説。アスペルガーぽい子の子育て方法
参考:発達障害を告白した栗原類さんの話。お母さんも発達障害だった
参考:発明王エジソンのお母さんに学ぶ発達障害ぽい子の育て方
発達障害の人に欠かせない家族からのサポートも
三木谷氏を支えてたのは両親と祖父でした。
三木谷家は、5人の家族がそろって勉強ができ、仕事もできる優秀な一家でした。父は経済学者で、母は商社、姉は医者、兄も東大卒、そんな中で三木谷少年は最も成績が悪かったのです。普通であれば、このような環境で育った場合には、兄弟と比べられて怒られたり見放されたりし、自己肯定感がどん底に落ち、ぐれちゃったりするものです。が、三木谷氏の両親は、三木谷少年の特性を認めて、じっくりと見守もっていたのでした。
ADHDは、Appleの元社長であるスティーブ・ジョブズなどもその気がありました。天才的な人の多くがADHDぽいことから「天才病」とも呼ばれています。楽天の社長である三木谷氏が天才かどうか・・・?それは、あなたの判断にお任せします。
ただ、言えることはADHDぽいと思っても、ちゃんと強みを活かせば仕事はできるということ。仕事の内容や周囲の環境次第です。発達障害の程度や特性にもよりますが。もしも、子育て中であれば子供には自己肯定感がしっかり育つように育てること、興味のあることを伸ばしてあげること。社会人であれば、自分の得意なことや興味のあること、つまりは強みを伸ばすことを意識しましょう。
参考:あなたの強みは?強みを簡単に診断する方法
参考:【2018年版】驚愕!発達障害の有名人59連発(と1匹)芸能人もアニメキャラも45人