自己肯定感はすべてのベースになる
自己肯定感、大事ですね。自分のことを価値があると思えるって素晴らしいです。
私は子育てで一番重要視しているのが、子供の自己肯定感を高めまくることです。自己肯定感がないと「自分は何をやってもダメだ」とか思っちゃうので、何にも挑戦しなくなるし、良いことがありません。自己肯定感は一朝一夕には身に付かないし、大人になってから自己肯定感がなくて苦しんでいる人をたくさん知っています。だから、自分の子は自己肯定感を高く維持しておいてあげたい。それがすべてのベースになると信じています。
自己肯定感がなくて困る話は、二次障害系の話をご参考に。
猫を飼って自己肯定感を高めた話
はてなダイヤリーである記事が話題になっていました。
自分も、育ちがアレで自己肯定感が全くなくて、もう死ぬかもなレベルまで自分に追い詰められていたのだけれど、
ひょんなことから猫を飼ったら、すっかり変わった。
うちの猫ほんと可愛くて、毎日「ごはん全部食べて偉いねー」「トイレちゃんとして偉いねー」「いっぱい寝て偉いねー」「毛繕いいっぱいして偉いねー」って褒めまくっていたら、いつの間にか、自分が自分を追い詰めることをしなくなった。
これを見て私は思ったわけです。
人は主語を認識しないらしいので他人にネガティブな言葉を吐いてると、自分にもネガティブな感情を持つらしい。逆に他人をほめてると自分もポジティブになるそうな。#自己肯定感 / “自分も、育ちがアレで自己肯定感が全くなくて、もう死ぬか…” https://t.co/UWu9ilRYbL
— 発達障害と仕事と (@hatta2show) March 11, 2018
と。
人間は「主語」を認識しない
人間って脳が「主語」を認識しないらしいです。
どういうことかというと、
「アイツはクズだ」
「あの野郎、失敗しろ」
なんて思ってたりとか、言ってたりすると自分にもかえってきます。負のオーラがまとわりつくというか。何かスピリチュアルな雰囲気がしますね(笑)
でも脳の仕組みがそうなっているらしいです。大脳なんとか~って色んな部位が関係しているらしいですが詳細はどうでも良いです。
有名人が実践している例
ゴルファーのタイガーウッズなんかはライバルがパッティングして、決めれば相手の勝ち!なんて時でも「成功しろ!」と祈るらしいです。常に頭に「成功」をイメージさせておくんですね。
そんな「世界最高アスリート」を作り上げた最大の要因が、ウッズが幼少時代より続けている、ライバル(競争相手、仕事上の敵)の成功を心から願うという思考習慣になるのです。
それが明らかになったのは、05年に行われた『アメリカンエキスプレス選手権・最終日』のことでした。
この大会、ウッズはライバルのジョン・デイリーと優勝を争っていました。後半にウッズが猛チャージを見せ、二人は共に10アンダーとなり、勝負はプレーオフへともつれこみます。そして始まったプレーオフ、まずは先行のウッズがカップインを決めます。続いてジョンの番。ここでジョンがパットを外せば、億を超える賞金はウッズのものになります。固唾(かたず)を飲んで見守るギャラリー。ウッズが優勝する条件は、ジョンが外すこと・・・・・・。
と、このときのウッズの思考こそ、ウッズを偉大なる成功者へと導いた、一つの大きな理由が隠されていたのです。
こういう状況の場合、ほとんどの人は、少なからずも相手の失敗を願うでしょう。しかしウッズは、あることだけを強く強く、心の底から願っていました。それは、(ジョン、入れろ!)
仮に自分が幸せの絶頂だったとしても願うのはなかなか難しい「競争相手の成功」を、ウッズは勝負が決するこの土壇場でさえも、心の底から願っていたのです。
結果は、ジョンがパットを外しウッズの逆転優勝。しかし、ジョンがパットを外した瞬間、優勝を決めたはずのウッズが悲しそうな表情を浮かべ、その様子がテレビカメラにはっきりと映し出されました。直後のインタビューで、なぜあんな表情を浮かべたのかと聞かれたウッズが、「ジョンのパットが外れたことが悲しかった」と答えたことにより、ライバルの成功を願うというウッズの思考が、このとき初めて明らかとなったのです。
この思想は、大事な試合の大事な局面だけで行なうものではありません。練習中からプライベートまで、ウッズは常日頃から「相手が失敗しなければ勝てないプレイヤーは二流」であり、「最高の相手に勝ってこそ真の勝者である」という信念を持って生活し、ライバルの成功を願うことを習慣としていたのです。
こんなのがありました。
自分の成功のために、というのでありませんが、ネガティブな感情なしで成功を祈ってるのは間違いないですね。
平昌オリンピックでカーリング女子の3位決定戦で、イギリスのミスを祈っていた私に爪の赤を煎じて飲ませたい。
日常での例
誰かが自分以外の人の悪口を言ってたとして、気持ちが良くないのも、自分のことを言われているような感覚が残ってしまうから。自分が誰かの悪口や愚痴を言っても、必ず変な感情が残ります。
これも同じ理屈ですね。
人間の脳は「否定語」も理解がイマイチ
あと否定語に関しても認識ができないそうです。
これは子供で例えるとわかりやすいかも。
子供がよそ見しながら走っているとき、あなたはなんて言いますか?
「こけるよ!!」
「ぶつかるよ!!」
こんなことを言うと、本当にこけたり、どこかにぶつかったりします。
「前を見て走って!」
「物を避けて走って!」
こんなのが正解。
否定語でなく、肯定の言葉に置き換えて言う。
これは私も普段の子育てでできるだけ意識しています。
「うるさい!!」→「声をもう少し小さくしてくれたら嬉しいなー」
みたいな。ちょっと話がそれましたね。
褒めたり愛でたりできる対象を身近に
誰かを褒めたり愛でたりできるというのは、とても良いわけですね。
上の猫の例だと「●●して偉いねー」という声を猫にかけてることで、
自分にも「偉いねー」という言葉をかけてるのと同じ効果があるのです。
自己暗示みたいな?
相手は、猫でも犬でも人でも、誰だって良いのです。子供でも良いし、同僚でも良い。なんなら植物でも良い。
人間相手だと、誰かを褒めたり愛でると、良い感情になりうるもののお返しがあるかも。「あーこいつ苦手だわ」って思って接していると相手も似た感情をこちらに抱きやすくなるのと同様、「この人好きだわ」って思って接すると相手からも好かれやすくなります。※イケメンに限りません!!
愚痴ってばっかりの人の周りには、愚痴る人しか集まりません。
逆にポジティブな人の周りには、ポジティブな人が集まります。
無意識にそうするのもあるし、意識的にそうするのもありますよね。
仕事で超成功している人が、愚痴ばっかり言ってる人の相手を延々としているなんて時間の無駄ですからね。その人はきっとポジティブな人のところに行きます。
周囲の人を純粋に褒めたりできないなら、猫や犬などのペットでも全然OK。
たくさん褒めて、たくさん愛でましょう。
それが自己肯定感を高めることに繋がります。
すぐには効果がでないかもしれないけど、少なくとも自己肯定感を高めるための土台になります。