※管理人でなく、ADHDの方に書いていたいただいた実体験を踏まえたものです。
Contents
おさらい:ADHD(注意欠如多動性障害)とは?
- 不注意(集中力欠如・注意散漫)
- 多動性(落ち着きがない)
- 衝動性(後先考えずに突発的に発言・行動をしてしまう)
ADHDとは、上記3つの特徴を持った脳の機能障害の事で、発達障害の1つに分類されます。子供と大人でも症状が異なりますが、当たり前の事が出来ずに頭を抱えてしまうという点においては共通しています。
こういった悩みを持つ方は、年々増加の一途を辿っており、そのためか、社会全体の問題として考えられるようになってきた傾向があります。
ADHDなどの発達障害の人は、「普通に」は生きれない?
ADHDをはじめとする発達障害の方々は、普通に生きる事を手放した方が生きやすいと思います。ここで言う普通とは、多くの人が選択する生き方や、常識を軸として生きる生き方の事を指します。
発達障害は脳の機能障害なので、多くの人たちが当たり前に出来る事が出来ません。なぜ出来ないかは考えなくてよいと思います。そうゆう特徴だととらえてください。
周囲の人たちは表面的な情報を、自分の物差しで解釈しようとするため、あなたの奇行や言葉を理解する事は出来ず、首をかしげるばかりです。ひどい場合だと、いじめや差別、スケープゴーディングの対象にされてしまい、居場所を奪われ団体や組織から追い出されてしまいます。
「普通には生きない」という選択肢をとると、発達障がい者の多くは人生が劇的に好転します。必要であれば、会社を辞める、すべての人間関係を切るといった極端な行動も辞さない覚悟で、発達障害なりの幸福を選択しましょう。
二次被害で人生が終わるケースも・・・
普通に生きなくても生きていける方法を探すのがベストだと思います。人間関係のトラブルに巻き込まれ、うつなどの二次被害を被ると、最悪の場合、一生うつに追われ人生が終わる事もあります。
他人の意見には耳を塞げ!
「他人の意見に耳を貸しましょう!」
と、多くの人が義務教育過程でそう教わってきたはずです。しかし、これは発達の当事者には逆効果です。
なぜなら、脳の機能が正常である定型者のアドバイスというのは、定型者へのアドバイスであり、多数派向けに作られたものなので、発達当事者には、該当しませんし、実践する事が出来ないケースがほとんどです。
アスペルガー症候群の人に多いのが、他人の話を真に受けるといった特徴です。ADHDの衝動性と類似している症状なのですが、Aさんの意見を聞くとAさんの意見に支配され、Bさんの意見を聞いたらBさんの・・・となってしまい、頭がぐるぐる混乱しだします。なので親や兄弟、彼女や親友の意見であっても耳を塞ぎましょう。
答えは自分の心が知っています。
自分の望んだ人生を選択するようにしなければ、発達の人が生きていくのは難しいと思います。
自分の気持ちがわからない場合は、分かるまでは行動しないようにします。家族や友人のアドバイスであっても耳を貸さないようにした方が良いです。
孤立を選ぶ必要性も出てくる
定型者は、孤立している人間を人の輪の中に入れようとしてきます。これほどありがた迷惑なものはありませんので、断り方を覚える必要が出てきます。最初に参加してしまったら終わりです。抜け出せなくなります。
強制的に距離を置くようにすべきです。絶縁もやむなしの勢いで関わるのをやめなければ人間関係の問題はどんどん悪化していきます。
注意点としては、相手を傷つける事が目的ではないので、自分が事情があって関われないという事を伝えて離れましょう。理解がある人間なら、わかってくれます。
迷いがある状態で、人付き合いなどをすると、余計に混乱を招くので、自分以外の人間とは距離を置くようにした方が良いでしょう。定型者の意見は、定型者の世界におけるアドバイスなので、非定型者には逆効果になる場合がほとんどなんです。
仕事でも趣味でもいいので、人間以外の何かに没頭する事で人間関係のトラブルを回避する必要があります。
大人の発達障害
30代、40代のような年代になってから、発達障害と診断される人も多くいます。いわゆる「大人の発達障害」と言われるケースですが、今まで健常者として生きてきて、大人になってからいきなり障がい者でしたと言われても、救いがないように思えます。実際に嘆いている人も多いです。
それと同時に、過去の自分の失敗や、不幸な出来事について、受け入れる事が出来るきっかけも得るはずです。
成人してから気づいたからと言って、人生詰んだと思うかどうかはあなた次第です。諦めるよりも、他人や社会を恨むよりも、この手札を使ってどう生きるかを考えます。それが発達障がい者の生きる道だと思います。
まとめ
ADHDとは、発達障害の一種で、脳の機能障害が原因でさまざまな支障が起きます。日常生活をおくるのも困難で、人付き合いにおいてもトラブルが続きます。
何が問題なのかがわからず、自分を責めるようになり、二次被害としてうつなどを発症する事もあります。こうなると長期スパンでの治療が必要となるので、何を差し置いても、問題が悪化しないような対処をする必要があります。
早期発見早期対処を対策とし、自分はこうしたいといった希望や、わたしは、他人は、こうあるべきといったMUST/SHOULD思考は手放し、、、
これからどうするか?
にすべての意識を向けるようにしてください。