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発達障害の子に使ったことがある教材はどんなものがある?
というテーマで体験談を募集しました。今回は、LDとADHDのグレーゾーンと診断を受けた子の事例です。
発達障害の子の年齢・性別
6歳の女の子
2歳の時にLDとADHDのグレーゾーンと診断。小学生でも板書にも苦労
娘はLDとADHDのグレーゾーンと診断を受け、2歳の時から療育を受けています。人の表情や、物の形を読み取ることが非常に苦手で、お手本を見てまねをする、人が何を考えているか、どのような気持ちでいるかを考えて行動することが困難です。
黒板の板書、授業も宿題も苦労している。チックの症状も。
なので、小学生になっても黒板の字を見てノートに写すとか、ノートに先生が書いてくれたお手本を見てまねして書くといったことがなかなかできず、授業や宿題で苦労しています。
集中力も続かず、すぐに他のことに気をとられるので30分以上椅子に座っているとイライラして爪をかんだり鉛筆をかんだりしている状況です。幼稚園の時には10分も座っていられずに一人だけ部屋の中をうろうろして手当たり次第いろいろな物を触っていました。

「読み書きが苦手な子どもへの“基礎”トレーニングワーク」で文字認識の練習
文字をまねて書く、文章を読む、文章を作るなどの練習に使う
学習面において、
- お手本を見てまねをして書く
- 漢字ノートのマスからはみ出さないように書く
- 文の区切りがわからない
- 文章をうまく読めない
- 主語述語を交えた文章を構成するのが苦手
などのことが難しいといった問題解決へつながる力も養いたいと思いました。
どのように文を始めたり終わらせたりするかだけではなく、文章をまとめることができず、ただだらだらと言葉を並べて書くだけ、といった文章しか書けなかったので。
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耳から聞いた音を文字として正しく書けるようになった
- 「が」「ざ」「ば」などの濁点や「ぱ」などの半濁点、「っ」「ゃ」などの音と文字の認識が繋がった
- 先生の言葉を同じように言えるようになった
- 音を聞いて書く、という行為ができるようになった
- ノートのマスからはみ出さずに文字が書けるようになった
などの改善が見られました。
濁点や半濁点がついた文字、小さい「っ」や「ゃ」が含まれる言葉などは、以前は耳で聞いた音や絵を見てその名前を書くといった場合に文字にすることができなかったのですが、このワークをこなしてから少しずつ書けるようになり、その点を指摘することがだいぶ減りました。
また、学校でも先生が言った言葉を繰り返して自分でも同じ発音で言えるようになったり、音だけで聞いてノートに書き写したりと言った今まで苦手だった耳からの情報を文字にすることが少しできるようになってきたことが一番嬉しいです。
漢字ノートのマスの中に文字を書き入れることも、以前はマスからはみ出したりマスの上半分にしか書けなかったり隅っこに小さく書いていたのがマスの中心に書けるようにはなってきました。

AMAZONや楽天で調べると2,500円くらいみたいですね。
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