絶滅したはずの魚「クニマス」を発見し、現在は東京海洋大学の名誉教授としても活躍しているさかなクン。
さかなクンはアスペルガーっぽいと言われています。
そんなさかなクンですが、今ではご存知のとおりの活躍。
そんな彼のお母さんの子育て方法はネット上でも話題になりました。
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さかなクンの少年時代
ザックリとさかなクンの少年時代をピックアップしてみましょう。
- 幼少期から絵が大好きでトラックに興味を持ち、書きまくる。
- 小2の時に友達の書いたタコの絵に興味を持ち魚に開眼
- タコを求めて水族館に行ったり魚屋さんに行ったり、海が近い親戚の家に行ったりするうち、魚に対して興味を持つ。
- 絵が大好きで図工だけが得意
- しかしその他の成績は下降気味
- そのことに担任の先生がさかなくんのお母さんに注意を促す
- さかなくんのお母さんは、絵が得意で魚が好きなのでそのまま続けて欲しいと告げる。
- それどころか、さかなくんが大好きな魚の絵を描けるようにと魚屋さんでは魚を切り身でなく丸ごと購入。
- お母さん、さらに猛烈に支援。図鑑を買い与えたり、タコばかり購入してさかなくんの絵の参考にさせてあげる。
- さかなくんは魚に対する愛を爆発させ続ける。そしてこんなリアルな絵が描けるように
- その後、高校でも成績はサッパリ。
- そんな中、テレビチャンピオンの魚選手権に出場して準優勝から5回連続優勝。
- 仕事は?といえば魚関係の仕事を転々。
- 絵が得意だったため、イラストレータの仕事をして食いつなぐ
参考:http://www.mudainodocument.com/articles/34366.html
参考:http://www.news-postseven.com/archives/20130506_185924.html?PAGE=1#container
こんな感じ。
絵の才能はあったようですが、その他はさっぱりだった模様。
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得意なことを伸ばしてあげよう
さかなクンとお母さんが「絵ばっかり描いてないで勉強しなさい!」と絵を描くのを止めさせていたらどうなっていたでしょう。さかなクンでさえ、好きな魚関連の仕事に就いても不器用さから仕事を転々としていた時期があったのです。もしも魚やイラストを取り上げられていたら、どうなっていたやら。このままじゃ仕事に就けない、などとはあまり考え過ぎないで良いのではないでしょうか。子どもが心配なので考えてしまいがちですけど。
あなたは世の中にどれだけの仕事があるかご存知ですか?子どもが成人したときに社会がどうなっているか想像できますか?パソコンがあまり普及していない時代からプログラマーとしての仕事やアプリ開発の仕事がこんなに増えると想像できたでしょうか?今、仕事について考え過ぎても意味がないのではないでしょうか。それなら子どもの好きことをトコトン伸ばしてみましょう。
アスペルガーの子は、得意と不得意がハッキリしています。興味があるものには好奇心を爆発させてドンドン吸収します。その度合いは普通の人と比べても秀でたものがあります。だったら伸ばしてあげましょう。
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親は子どもにとって最強の理解者であり支援者であろう
発明王のエジソンは小学校の頃、自分が感じた疑問を先生に聞きまくり、先生を激怒させて学校から追い出されました。そこで、母は、エジソンを無理矢理学校に行かせたりはしません。教師をしていた母と教えを受けて勉強し、成長していきました。もし母が、先生の言うことを聞いてなさい!などと突き放していたら、今のエジソンはないでしょう。子どもにとって親は最大の理解者であり支援者であって欲しいものです。
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子どもが興味を持つものは、認めてあげて、ドンドン環境を与えてあげよう
さかなクンは絵が好きで魚が好きでした。お母さんはそれに対して、魚を丸ごと買ってきたり水族館に連れて行ったり、さかなクンの興味をドンドン満たしてあげていました。親がやるべきことは、子供に「勉強しなさい!」と言いまくることではなく、子供の興味のあることを、もっと知れる、もっと知りたいと思える環境を与えてあげることなのではないでしょうか。
では、興味を満たしてあげるには他にどんな方法があるでしょう。さかなクンのお母さんがしたことを振り返って考えてみると次のことが挙げられます。
- 子供が好きなことを知る
- 好きなことを認めてあげて、伸ばす環境を用意する
- もっと好きなことを知れるよう、図鑑など本を買ってあげる
- さらに、実際のものを見たり触ったりさせてあげる
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親目線で「それ、役に立つ?」と思う分野に興味を持っていたら
うちの子供は今はアンパンマンが大好きです。もしアンパンマンが好きだったら「それは将来仕事に結びつくの?」とか思ってしまいそうですが、「何かに興味を持って、そのことをひたすら調べたり知ることの楽しみ」は、子供にとって貴重な経験になると思います。
その経験が、別のものに対して興味を持った時、知識を深めることに役立つと思います。
親が「これだ!」と思うものだけを選んで与えるのでなく、子供が興味があるものは、ひたすら与えてみる。
そこから何がヒットするかは子供次第。
そんな心意気を持って子育てに臨みたいものです。